言乃葉の笹ふね

笹舟を流すように 言の葉を流そう さらさら流れるよ天の河 ころころと ことたまの 玉手箱

2018-10-31から1日間の記事一覧

主語のない世界

とある方の 机の上に繊細な地模様のある草色の和紙が表紙の 美しい和綴じ本の 谷崎潤一郎訳 源氏物語が層をなして 置かれておりました昭和の大戦前の 本というよりは 草子硬い背表紙もなく 薄く柔らかな手触りは着物の胸の打ち合わせの中にでもそっと忍ばせ…

ずぶっと行く時 行かない時

慣れない田んぼの 作業中ずぶずぶと 見えない穴にハマりつつ(笑)そうして やがて 学んだのですが植物の根っこの 地下茎の上を渡りながら 歩いて行ったら 土の中に ずぶっと 行かないんだということは ひょっとして現実世界でも ずふっと いかない時は 知ら…

温かい土

田んぼに 入らせていただく機会に ありがたくも めぐまれました土って 温かいんだ と思いましたそして この土と水が合わさってやわやわと沈みゆく感じは 新触感最近は アスファルトの上を歩くことが 当たり前となっていてすっかり 忘れていたけれど土と離れ…

口 心 行

少し 自分自身のバランスが崩れているな と思ったらいったん リセットしてみませんか?言葉には 口 心 行 というのがあるそう言葉と 心と 行動を 一致させるさて わたしは このバランス今まで 果たして どうだったかしらとちょっと 俯瞰してみたならば口 心 …

青天の霹靂?

今日もウキウキ 楽しいな♪と思っていたところに不意に出くわす 青天の霹靂 外側からの 深い悲しみそんなことって ありませんか?その悲しみが 次第に 自分にも身の内のように 感じられてしまうわたしは 時と場合によりますがそうなることも あるのだと知りま…

わたしのリズム わたしの呼吸

人の中にいて 会話を楽しむ結局 これが 人類共通のヨロコビなのかだって どこに行っても 誰かが 誰かと おしゃべりしてるしそして それは 世界中 どこの街角でもある風景でみんなして おしゃべりして 楽しんでしかも 義務でもないのに(笑)その楽しいはずの…

肩の痛みと 肩がわり

痛み ということについて考えさせらた 一週間でしたというのも 家の者が 五十肩になり五十肩って こんなに痛いものなんだまるで 命に関わりそうなほど…五十肩 なのですが(笑)さて 痛み ですがやまいだれに 甬 と書きますこの 甬 という字 単体ではみち と…

お馬鹿さん

お馬鹿さんだなぁ と思いますでも この お馬鹿さんになるのってなんだか とっても 楽で(笑)馬鹿といえば 馬に鹿 神馬に神鹿 共に 神様の御使いで御神域にいらっしゃる 貴き御存在その昔 東国の鹿島神宮から 奈良の春日大社まで御神体を 神鹿の上にお乗せし…

獅子をも乗りこなしうるものとは

雨の降りしきる中 お堂に入ったらいつも閉まっている格子戸が空いていていましたお陰様で いつも格子戸越しのお像が 直接 拝見できました聞けば 文殊菩薩さまだそうで卯年のわたしには ご本尊様しかも そのお像の中にはお経が180巻入っていたことが最近 ニュ…

はっきり すっきり きっぱり

一見不毛な人間関係ハッキリ真実を言語化してみると心が 価値観という囚われの中から案外 するりと 自由になるものです真実を ただ言葉にする例えば ◯◯さんが何々してくれない △△さんが◇◇さんにばかり☆☆だ とか案外 本当のことは 情けなくて目をつむっていた…

西郷さん

小さな頃から 割と大河ドラマっ子だから 今は 西郷どん愛加那さんと西郷さんの少し哀しいロマンスと 美しい奄美の風景に心は 勝手に すっかり南の島です(笑)あちらの島々では お腹が痛くなったら とうとぅがなし台風が来そうになったら とうとぅがなしもち…

とうとぅがなし

舞のお稽古に伺いました首の皮一枚 毎回どうにか繋がって…でも 今回は 本当に強行スケジュールおまけに 家の事情も 色々あってこんな中でも 行けるのかしらそれでも どうにか 這うように(笑)不思議な感覚でした舞 ということ 生きる ということが今 この瞬…

鏡文字

例えば 時にはネガティヴとか ポジティブとかあまり関係なく正直な気持ちを 書いてみるそして 次に その文章からネガティヴな 表現だけを取り除いてみて 読んでみるとその文章の意味合いは 案外 そのまま 意味が通じるのだと気づきましたそうやって観てみる…

贈り物に添える言の葉

そして 昨日の続きですが親しい方に ささやかな贈り物をするときの熨斗の表書きの言葉をこの際 ちょっと 調べてみました⌘「粗」は「粗品」と書くより 渋くてミニマム 大人な感じマニッシュで カッコイイですね♪「心ばかり」という表書きもあるそうこれは 柔…

粗 なんだ…こんな 重みのある 粗 ははじめてでした粗品 ではなく 粗 であることで品としての 物ではなくお贈りくださる方ご自身様の 御精神御魂自身が 粗 である と奥ゆかしく お控えでいらっしゃるようで粗 の意味合いが ますます際立ちまさに 恐れ入ります…

母音

ごはんが お腹の中に何にもなくなってから 食べたら本当の味が 染み渡るように頭の中から 雑音が消えるのを 待ってみるもう少し 待ってみるやがて 母からその母から またその母から母音と子音を 代々重ね唇と唇の間の摩擦が 音になり身の内に 辿り着いた 言…

整える

優しいなぁ と感じるのはしあわせなことだけど優しいという字は 人偏に 憂う と書くぐらいだし優しさと 同じくらい 時に 悲しくなったり しませんか運動が 得意な方は走ったりされたりして自分の芯を 整えられるのでしょうが同じような効果が 文を書くことで…

エバーフレッシュ

春のはじめ 古い葉が はらはら落ちたエバーフレッシュ元気がなくなったのかと 思っていたらここ最近の夏のような暑さに急に 森々と こんもりどんどん 繁ってきてなんだか 暑そうで 重そうで思い切って 枝葉を 落としました翌朝 見てみたら木 全体が 若やいで…

一息

いろんな言葉が 頭の中を駆け巡り buzz buzz buzz...たくさんお喋り blah blah blah...あっちへ こっちへ chop chop chop...楽しければ いいけれど…一旦 一息 深く ついてわたし自身の 中心からいまの頃の 鮮やかな若葉のような言の葉を すいっと 一葉 二葉 …

わたしを包んでくれる人

つい 周りの空気を読んで自分に対して 自虐的な言の葉でバランスを 取ってしまった その時にあなたを一番優しく包み許してくれていたのは自虐さえ 大きく受け入れてくれていたあなた自身かもしれませんまずは そんなあなたに 幼いときからありがとう ごめん…

天女の羽衣

某大型スーパーマーケットの中の某百円ショップが何処にあるのかがわからなくて最寄りのテナントの店員の方に場所を尋ねましたすると その店員さんは輝くような笑顔で 背筋はぴーんそして作業の手を止め からだを正面に向け手で 方向を指し示しながら鈴を転…

ご真言

美しいものを見て美しいと感じ美しいと素直に言えることはとても 心地いい背筋のシャンとした姿美しく 咲いた花晴れ渡った 空素朴だけれど 暖かいご飯芽吹いたばかりの 早緑色の若葉美しさを 美しいと伝えるほどにあなたにも わたしにも言の葉が 美容液とな…

宝の山

塵も積もれば 山となるとは言いますが塵だからこそ 取るに足らないものと思っていたからこそそして その塵が 積もるからこそ山となるのかもしれませんただ あなたにとってはほんの 些細な 塵だとてみんなにとっても塵だとは 限りません塵が 知らず知らずのう…

この世という 天の河

あなたの 胸の内の言の葉が誰かの喜びと なることもある流してみましょうか別の場所 他の人広くて 明るいこの世という 天の河へYes と No のはっきりした公平で わかりやすい真っ白な 新世界は思いのほか きっぱりと 風通し良く 爽やかかも しれません 〜 言…

光のほうに

ただ 言の葉を 素直に光の方に 喜びの方に伸ばしていくだけそのとき 言の葉は あなたの 言葉でもありみんなの 言葉ともなるその葉の下に みな 憩いその樹の下で みな 笑顔世界に少し 喜びが広がりあなたも 新しい 喜びと出会う 〜 言乃葉の笹ふね 第十七葉 〜