言乃葉の笹ふね

笹舟を流すように 言の葉を流そう さらさら流れるよ天の河 ころころと ことたまの 玉手箱

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粗  なんだ…


こんな  重みのある  粗  は

はじめてでした


粗品  ではなく  粗  であることで

品としての  物ではなく

お贈りくださる方ご自身様の  御精神

御魂自身が  粗  である  と

奥ゆかしく  お控えでいらっしゃるようで

粗  の意味合いが  ますます際立ち

まさに  恐れ入ります


そして  その下にある  法華寺門跡  という  

光明皇后さま以降の

代々からの  御名の  重み


発した御元の  御存在が

見えない波のように  

その言の葉を  後押しして

わたしたちの前に  

流れ着いてきてくださるのだと

粗  御一字の  貴さに

清らかな滝のように  心打たれました


〜  言乃葉の笹ふね  第二十七葉  〜