言乃葉の笹ふね

笹舟を流すように 言の葉を流そう さらさら流れるよ天の河 ころころと ことたまの 玉手箱

鼓舞

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どんどこどんどこ  どんどんどん

太鼓を間近でお聴きしました

細胞の中の水分に  

振動とともに  音が伝わり

血湧き  肉踊り  その鼓動が

心臓の鼓動と  ひとつになる


心臓の鼓動の  そのハジマリの

最初の鼓動は  確かに喜びとともに

どくん  脈打っていたなぁ  

遠い命のハジマリの一脈を  思い出します


心臓が喜びとともに  鼓動して

心臓の喜びから  感情が生まれて

おんぎゃあという

まるで御真言梵字の一文字ような

ハジマリの一音も

生きる歓びから  始まっていたなぁと

遥かな言葉のハジマリの第一音を

思い出すようです


身のうちの喜びと  心の喜びが

ひとつになり  手と手を合わせ

それが祈りのハジマリならば

喜びともに  ありがとうございますと

手と手を合わせ  言の葉を合わせ

喜びの心を合わせを

時をひとつに重ねていきたいと思います


〜  言乃葉の笹ふね  第六十六葉  〜